血流が悪くなっていた本当の原因とは?

いつの間にかむくみが気にならなくなった

それから半年程が立ち、相変わらずむくみやすい体質ではあるものの、慢性的なむくみからは解放され、皮膚がずきずき痛むような症状もなくなっていました。
その痛みというのは正しくは皮膚ではなく静脈が痛んでいた訳ですが。
なぜ、症状が改善したのか?その時はあまり突き詰めて理由を考えることはありませんでした。
ただ一日三食きちんと食べるようにしたら、いつの間にか慢性的なむくみが消えていました。
ちなみになぜ食事をきちんと食べるようになったかというと、久々に体重計に乗ったらもともとやせ型だった学生時代の時と比べ、さらに5キロ程痩せていて、体脂肪率も10%前半になっていて、衝撃を受けたからです。生命の危機すら感じました。
そして、そのことを知人に話したら、「そのままだと子供産めなくなるよ」と言われ、その日から毎日とにかく食欲がなくてもたくさん食べることを最重要課題として、日々過ごすようになりました。
とにかく早く体重・体脂肪率を増やさなくては!と思い、夜に1人でまるごと一本ロールケーキを食べたりしていました。
それ以前の私は、人並みに食事を摂っているだろうと思っていたのですが、実際は全然摂取量が足りていなかったのです。
特に、当時はグリーンスムージーが流行っていて、朝ご飯は大体スムージーだけでした。
お昼ご飯は、だいたい食費節約のため自作のお弁当、夜ご飯も、大体自炊で作ったものを食べていたと思うのですが、社会人1年目で、職場の環境に慣れず、家に帰っても疲れ切っていて、まともなものを作った記憶がほとんどありません。

高カロリーな食事.jpg

とにかく高カロリーなものを食べるようにしていた当時

血流が悪くなっていた根本的な理由

当時の生活を振り返ると、まさに本で書かれている血流が悪くなる3つの理由にすべて当てはまっています。
著者の言う3つの理由とは、 ① 血がつくれない。②血が足りない。③血が流れない。です。
またこの3つの理由には順番があり、①から③の順番で起こると言います。著者いわく、「まず、血をつくることができないために血がたりなくなり、足りなくなるために血が流れなくなる」との事です。
言われてみれば、確かにそうですね。血流以前に、そもそも血が無かったら流れようがないです。
だから、血流を良くするためには、まずは血を正常な量に増やすことが第一条件なのです!
今となっては、どうしてそんな単純なことに気づかなかったのか疑問ですが、この本に出会うまで、私は血をきれいにすることを考えることはあっても、血を増やそう!などという言葉は聞いたことがありませんでしたし、血が足りなくなっているなんて、考えたこともなかったのです。
 そして、当時の状況を考えると、まさに血が足りず、足りないために血流も悪く、慢性的にむくみが発生し、静脈瘤にもなり、なんとなくいつも体調がすぐれない、、そんな状態だったのだなと分かります。
朝はグリーンスムージーで、野菜や果物などしか摂らず、たんぱく質がほとんどゼロでしたし、昼も夜も食事量が足りていませんでした。
特に私の場合、もともとやせ形で脂っこいものを食べるとすぐに胃もたれや胸やけをおこしてしまう体質ですし、当時職場の周りに手頃でおいしい昼食処がなかったことも、食べないことに拍車をかける要因になっていたと思います。また職場の方々もお昼ご飯を食べていなかったり、食べてもおにぎり一個やカップヌードルだけという方がいらっしゃったりで、それに比べたら私はちゃんと食べている方などと思っていました。
また、母曰く、私は子供の頃からあまり食べることに関心がなく、口に食べ物を持っていっても口を頑なに閉じて全力で抵抗していたそうです、、まったく厄介な子供ですね。そして大人になっても多分その本質が変わらず、食べることが面倒で、食べずに済むのなら食べないでいたい、と思うのかもしれません。

しかし、当時の激やせ経験でそれまでの食習慣を深く反省した私は、それから出来るだけ三食食べるよう心がけるようになったのでした。そして半年程が経ったころ、おそらく十分な血液が作られるようになった為でしょう、相変わらずむくみやすい体質ではありましたが、慢性的なむくみやずきずきとした痛みはなくなっていました。

Filed under: — 14:42:00