朝ご飯はやっぱり食べた方が体調が良い

前回、当時の血流の悪さの根本的な原因について書きましたが、今回は特に、私の中でもずっと引っかかっていた朝ご飯は食べるか否か、と言った問題について書きたいと思います。

朝はグリーンスムージーしか飲んでいなかった当時
小中高では、朝ご飯はしっかり食べましょうとよく言われていた記憶があるのですが、朝は食欲が沸かない、という人も多いと思いますし、朝は排泄の時間だから食べる必要はない、食べない方が良いという説も耳にします。(朝に食欲が湧かないという理由も、著書の中で触れられているので、ぜひ読んでいただきたいと思います)

ちなみに、当時グリーンスムージーが流行っていたのですが、その本には、朝は排泄のための時間であるから、スムージーだけでも大丈夫、みたいなことが書いてあったと思います。当時はその言葉を信じ、美肌を目指して半年ほど毎朝スムージーの生活を続けていたのですが、今思うと、朝から体は冷えていたし、体調も良くなく、美肌効果どころではありませんでした。まあ、昼夜もまともに食べていなかったので、当然と言えば当然ですが。

そしていつの間にか、やっぱり私には朝ご飯を食べたほうが体に合うのかもしれない、と思うようになり、スムージーも全く飲まなくなりました。

そして今になって、この本を読み、なぜ朝ご飯を食べたほうが体調が良いのか、その理由がはっきりしました。

東洋とヨーロッパの違い
著者は、漢方の世界では午前5時から7時までが便を排出し体から毒素を出し、体を浄化する時間であり、午前7時から9時までが食物の消化が最も活発になる時間、そして午前9時から11時が血を生み出す源である脾の動きが活発になる時間であると言います。

つまり、「漢方の視点から見ると、朝起きてお通じがあり、その後に食事をするのが一日の体のリズムに合わせた本来の食習慣」で、この朝の時間が、血を作るためのゴールデンタイムなのですね。そして更に興味深かったのが、1日3食の習慣は日本では江戸時代中期ごろから、ヨーロッパではルネッサンスごろからで、それ以前は一日二食が主流だったそうなのですが、同じ一日二食でも西洋では昼夕の二食なのに対し、東洋は朝夕の二食が主流だったそうです。

また、朝食には体内時計をリセットする効果があり、この体内時計というのは、私たちの全身の60兆個の細胞一つ一つに組み込まれており、人間の体温、血圧、循環器、免疫、新陳代謝などは全てこの体内時計のリズムに沿って働いているそうです。
なので、日本人である私のDNAにも朝食によって一日のスタートを切る体内時計が組み込まれていて、朝食を食べた方が調子が良いのだろうと思います。

血を作るための朝ご飯.jpg
朝食はタンパク質を取るのがおすすめ

ちなみに、グリーンスムージーの発祥の地はアメリカです。
なので、どちらかというと西洋型の昼夕型で、アメリカ人の体は、朝食抜きでも平気なのかもしれません。あくまで個人の推察ですが。

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